わんちゃん、ねこちゃんがお家に来て、まず最初に行う手術が予防手術ではないでしょうか。
個体差はありますが、だいたいは生後6か月頃には発情期が来て、マーキング行動が始まります。
ねこちゃんの場合は交尾排卵動物なので、交尾すると高確率で妊娠をします。
望まぬ妊娠を避ける為、生殖器の病気を予防する為にも、当院では予防手術を勧めております。
当院では避妊・去勢(腹腔内陰睾)手術は
生後5か月~5か月15日齢の時期を推奨しています。
腹腔鏡に対応しています
犬猫共に雌の避妊手術、雄の陰睾手術に腹腔鏡手術での処置が可能です。
これにより、開腹手術はお腹を開けるため1泊の入院が必要でしたが、腹腔鏡手術は傷が小さい為、日帰りで行えます。
また、腹腔鏡について詳しくは『胸・腹腔鏡のページ』をご覧下さい。
避妊・去勢について
望まれない妊娠の抑制・生殖器の病気予防になります。
メリット、デメリットもありますのでお気軽に獣医師にご相談ください。
犬の場合
メリット
- 去勢(♂)
- ・会陰ヘルニア(※1)、前立腺疾患の予防
・性格が穏やかになる(攻撃性の抑制) - 避妊(♀)
- ・妊娠しなくなる
・乳腺腫瘍の発生率が低くなる
・子宮蓄膿症が発症しない(※2)
- 去勢・避妊ともに、
- ・麻酔のリスク
・太りやすくなる
・老齢になると尿漏れを起こすことがある
猫の場合
メリット- 去勢(♂)
- ・マーキング行動の抑制
・性格が穏やかになる(攻撃性の抑制) - 避妊(♀)
- ・妊娠しなくなる
(猫は交尾すると排卵する為妊娠率が高く外に逃げ出したときに妊娠する可能性がある)
・発情行動がなくなる
・子宮蓄膿症が発症しない(※2)
- 去勢・避妊ともに、
- ・麻酔のリスク
・太りやすくなる
- ※1 会陰ヘルニア
肛門周りの筋肉が弱くなり、腸が蛇行するため、排便しにくくなる。
悪化すると排便時に疼痛や脱腸を起こすこともある。
また、肛門の周りが大きく出てくることもあります。 - ※2 子宮蓄膿症
子宮にバイ菌が増えて、溜まった病気。
犬は発情周期がほかの動物に比べて長くこの時期に子宮蓄膿症を発症しやすい。
状態が悪化すると腹膜炎を起こす危険性が増し、死に至ることもあります。
★症状:発情期を過ぎた頃から、食欲衰退、多飲、多尿、嘔吐、脱水がみられる。陰部から膿が出てくる。
去勢・避妊の価格
『若いうちに予防手術をして、将来病気のリスクが減り穏やかに暮らせるように、、』
当院ではその思いでこの価格とさせて頂きます。
犬
10%税込表示。また1歳未満の価格となります。- 去勢(♂)【日帰り】
- ・小型 22770円
・中型 26565円
・大型(20kg未満) 30360円
- 避妊(♀)腹腔鏡手術【日帰り】
- ・小型 63360円
・中型 68640円
・大型(20kg未満)72600円
- 避妊(♀)開腹手術【1泊入院】
- ・小型 29095円
・中型 34155円
・大型(20kg未満)37950円
猫
10%税込表示。また1歳未満の価格となります。- 去勢(♂)【日帰り】
- ・一律 18975円
- 避妊(♀)腹腔鏡手術【日帰り】
- ・一律 63360円
- 避妊(♀)開腹手術【1泊入院】
- ・一律 29095円
追加
10%税込表示
- 残存乳歯抜歯 550円/1本
- Felv(猫白血病ウイルス)+FIV(猫免疫不全ウイルス)検査 4400円
- マイクロチップ装着 4400円 (別途登録料あり)
※動物の愛護及び管理に関する法律等(令和4年(2022)6月1日改正施行)
犬・猫の飼い主(所有者)はマイクロチップを装着するよう努めるものとする。
- 別途、診察料がかかります。初診の場合はカルテ作成料がかかります。
- 上記価格には血液検査+麻酔手術費用+内服費用+抜糸が含まれます。
- 術後のカラーは貸し出しますが、破損しないようお願い致します(破損の場合は買い取って頂きます)
別料金でエリザベスウェアのご用意もございます。